ビカクシダ（プラティセリウム ビフルカツ）5号鉢苗 【はこぽす対応商品】

ビカクシダ(プラティセリウム)
(分類):　ウラボシ科 ビカクシダ属の着生シダ植物
(学名):　Platycerium
(原産): マダガスカル、東南アジア、太平洋諸島、オーストラリア、南アメリカ
(最低温度):　0　
(草丈):　10cm～1m　
(利用):　観葉植物として鉢植えまたは壁付け
(栽培適地): 鹿児島県南部～沖縄ビカクシダは樹木に着生しているシダの仲間です。
2種類の葉をもつことが特徴で、外套葉（がいとうよう)と呼ばれる株元に張りつくように出た葉、もう一つは、胞子葉（ほうしよう）と呼ばれるシカの角のような形で、先端に胞子嚢をつける葉があります。
外套葉は貯水葉とも呼ばれ葉の内部に貯水組織があり、古くなると枯れますが脱落することはなく、新しい葉が覆いかぶさるように生育します。
原産地は雨季と乾季があり乾季を乗り越えるためにできたと考えられます。
胞子葉は毎年新しい葉ができて古い葉は枯れると根元から抜け落ちます。
品種
ビカクシダにはいくつかの品種があります。
プラティセリウム・ビフルカツム（P. bifurcatum）従来から観葉植物としてよく栽培されている品種で、インドネシア、太平洋諸島、オーストラリア原産です。外套葉や胞子葉が比較的小型の種類です。
プラティセリウム・ビフルカツム・ウィリンキー（P. bifurcatum ssp. willinckii）
プラティセリウム・ビフルカツムの亜種で胞子葉が長く垂れ下がります。ナガバビカクシダとも呼ばれます。
プラティセリウム・スペルブムPlatycerium superbum
オーストラリア原産の大型の種類で、胞子葉に胞子嚢群が1か所つきます。
プラティセリウム・エレファントティスPlatycerium elephantotis
熱帯アフリカから東アフリカ原産で大型にはならず、外套葉は丸くて大きく胞子葉も切れ込みのない品種です。
プラティセリウム　アルシコルネPlatycerium alcicorne.
アフリカ原産で中央から出て垂れ下がる葉（胞子葉）の表面には白い毛があり形は鹿の角に似ています。
プラティセリウム　グランデPlatycerium grande
アフリカやマダガスカル原産の品種で小さいときから外套葉が大きい品種です。壁付けで栽培されることが多い品種で、この仲間では最大の品種です。
その他交配して作出された品種もあります。

栽培
熱帯の樹林下で樹木に着生して育つシダですが、比較的日光を好むほうだと思います。
強い日差しは避けたほうが良いのですが、春や秋の日差しのそれほど強くない季節は日光に当たる場所のほうがよく育ちます。
高温多湿を好みます。生育期には水と肥料を切らさないように与えます。
気温が１０度を下回るようになると室内委管理とし、水は控えて乾き気味に管理します。
当店は滋賀県中部でビニールハウス内では０度くらいになりますが、問題なく冬越ししています。
写真は見本品です。
22年9月29日に撮影しました。
季節によって送る商品の状態は変化します。2310a

プラティセリウム　ネザーランド
　Platycerium bfurcatum Netherlands
プラティセリウム・ビフルカツム（P. bifurcatum）をオランダで改良された品種です。
成長も早く、強い性質なので大変育てやすい品種です。